第一次大戦後、オーストリア共和国ウィーン市に設立されたが、同国がオストマルク州としてドイツ第三帝国(いわゆるナチスドイツ)に併合されて以降、本部を何度か移転している。
狭義のICPCは、委員会内に設置された「特殊能力犯罪者対策室」を意味し、「特殊能力」を持つ犯罪者を追うための組織である。室長をキリュウ・J・パステルナークが務め、その実績は留まるところを知らない。
彼らには国境を越えた活動が認められており、各国に潜む犯罪者を捕えるべく日々奮闘している。「国境無き英雄」として世界に名を馳せている。その存在はICPCそのものに帰属し、原則としていかなる国にもその行動を縛られる事はない。理由としては、
- 能力者を迅速に捕えなければ無駄に被害が拡大するため、いちいち国家首脳部に構っている暇はないから。
- 逆に国家が犯罪を犯した能力者を兵器として利用する事があるため、それを未然に防ぐ目的。
彼らは自分達に「誓い」を刻んでおり、それは彼らが彼らである限り破られる事はない。ゆえに、いかなる誘惑にも権力にも屈しないとされる。すでにいくつかの国が彼らを取り込みにかかったのだが、どれも成功しなかった。
対策室本部には世界中の能力犯罪者の情報が集められており、その本部の場所は秘匿されている。
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