概要

 ご挨拶
 このサイトをご覧下さりありがとうございます。スライダーの会(略称slider)は、私こと十三宮顕(とさみやあきら)が設立した同人サークルであり、地球世界とそこに生きる人間の心を主たるテーマとして、リアリズムとファンタジーを交えた物語を創作しております。
 「スライダーの会」という名称は、私が小学生の頃に結成していたゲーム同好会に由来します。活動内容はファミコン・ロクヨン・ゲームキューブなど任天堂ゲームの攻略・対戦で、私が会長を務めていました(笑)。今回創作を行うに当たり、この懐かしい名前を勝手に復活させる事にしました。

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大まかな世界観
 第二次大戦後、共産主義者と軍部急進派のクーデターによって天皇制・議会制が崩壊し、日本は「輝く未来」党による独裁国家になった。しかし、そのあまりにも露骨な民衆弾圧・対外侵略政策は東側諸国からも敬遠されるようになり、冷戦の進展に伴って日本は孤立を深めていく。こうした中、小惑星衝突という大災害が人類文明を襲い、東京も分裂した破片の落下によって甚大な被害を受けた。アメリカ連邦に亡命していた日本人グループはこれを好機と捉え、米軍と共に日本列島に侵攻、共産主義政権を滅ぼして新国家を建設した。
 しかし、日本全土を治める統一政府の樹立には至らず、国内には中華ソビエト共和国(中共)やルーシ共和国(ロシア)に支援された軍閥が割拠した。関東平野では日本帝国東京政府のほかに、農業近代化事業で成り上がった大宮の星川家が勢力を拡大していた。だが、長女の星川結は軍属を好まず、浦和の十三宮聖に保護されて民間人として生きる道を選んだ。
 やがて結は成長し進学するが、軍閥抗争で学校が倒壊したため転校を余儀なくされる。転校先の学校は20年前の隕石のクレーター、禍津日原(まがつひはら)にあり、そこで結は地理教員の大牧実葉と出会う。数奇な人生を送ってきた大牧に興味を持ち、暇潰しに彼女の研究を手伝うようになった結は、通学路の外れにある廃墟や、一見戦略性が見えない立地の軍事基地、そこに出没する見覚えのある女性や、更には権力闘争に敗れた皇族など、クレーターに数々の不思議な人・物が存在する事に気付く。
 そしてその背景には、この地域の血塗られた歴史と、それを更なる流血で上書きしようとする国家規模の計画があった。

作品について
 この作品は、時間的には戦災が頻発する現代を、空間的には首都圏の隕石衝突孔(クレーター)を主たる舞台として、人間が地球世界という大宇宙(マクロコスモス)と関わる中で、自分自身という小宇宙(ミクロコスモス)と向き合い、それぞれの生き方を見付けていく事をコンセプトとした物語です。地理・宗教・歴史・教育・政治・自然といった色々なテーマを取り入れ、私達が生きている日常とも重複しうる世界観の形成を目指しています。
 一作目のタイトルは『Planet Blue kaleidoscope』で、読んで字の如く「青い星の万華鏡」という意味です。自然界も人間界も、多種多様な姿があるから美しい、というようなメッセージを込めたつもりです。
 イラストや台詞がない人を含め、劇中にはそれなりに多くのキャラが登場し、当然それぞれの生き方や考え方に違いがありますが、どれが正しいかというような判断は読者様にお任せしたいと思います。私の作品における端的な例を挙げると、「星川結」は左翼自由主義、「泰邦清子」は右翼社会主義を意識した性格になっています。そして、そうしたイデオロギー的対立を外から傍観しているのが「大牧実葉」です。
 ゲーム制作ツールとしては、初期には「まぜまぜのべる」「同人game.jp」を使い、現在は「ビジュアルノベルスタジオ」(R9)を採用しています。
 将来的な展望は未知数ですが、気分によっては他のジャンル・シリーズに進出するかも知れません。どんな事でもそうですが、疲れる事があっても、それでも楽しいと自分自身が思える事が大切だと思います。

 なお、物語(シナリオ)や登場人物(キャラクター)の詳細な設定は、個々の作品・作者によって異なる場合があります。このウェブサイトに掲載されている記述は、いわゆる「正史」の一例です。

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