2014年2月11日火曜日

悪魔族・言ノ葉学園

シャンドラ・ティス・スート言ノ葉学園
本項では、『TESTAMENT Dear my Devil』の主な舞台と人物について説明する。

悪魔・魔族・魔界
 「悪魔」と呼ばれる伝説上の存在、及び彼らが暮らしているとされる世界。
 彼らの正体は、耳の形質が異なっている以外は、我々地球人類とよく似た知的生命体であり、複数の種族がいる。遠い昔には、殺し合いや略奪に明け暮れていた時代もあったようだが、今となっては悪魔も学校に通い、仕事をして平和に暮らしており、一般的な「悪魔」のイメージとは大きく異なっている。
 地球人類は悪魔を宗教的な概念と見なし、その存在を本気で信じる人もいれば、馬鹿げた迷信だと考える人もいる。それと同じように、悪魔の世界においても、おとぎ話の絵本などで神話上の存在として「人間」が登場する。彼ら悪魔側の伝承によれば、「人間」は戦争を繰り返す愚かな生物であり、また「人間に召喚された悪魔は、相手の魂と引き換えに願いを叶える『契約』を結ぶ」とも言われる。
 魔界の詳細な地理は不明だが、衣食住を伴う独自の文化・文明を築いている。悪魔達が暮らす都市があり、南の森には「禁断の祠」と呼ばれる博物館を兼ねた祭祀遺跡がある。

言ノ葉学園
 「創郷学園」「黄泉沼学園」と共に、「三大能力学園」の一つに数えられる謎の学校。正確な住所は明らかになっていないが、日本列島のいずこかに実在し、その気になって探せば行ける場所にある模様。
 漸岩剛十郎(学園長)と「死越先生」(保健医)なる人物の発案により、光復4年創立。第一期生は23人で、その中には後に畿内軍閥の黒幕となる近衛和泉(方広院)も含まれていた。
 校風として、「言霊使い」などと呼ばれる特殊能力者が多く在籍する事、また「部長会」という学生自治組織が存在し、その地位と権力をめぐって生徒同士の「闘争」が日常的に行われている事などが挙げられる。「超能力者」が差別・排除されがちな一般社会を生き抜く力の習得を目指していると思われるが、「言葉と力こそ絶対」「弱者必衰」と言わんばかりの教育方針に反感を抱く者も当然ながら存在し、それが後に大きな不幸を招く事になる。
 光復21年の段階では、
  • 霊峰院一派
  • 御剣組
  • 言ノ葉情報社
  • ハスラー
という四大グループが互いに切磋琢磨しており、特に霊峰院(茶道部)と御剣組(剣道部)は頻繁に衝突しているが、後になって振り返れば、それも平凡な学園生活の一コマに過ぎないはずだった。だが…。

 言ノ葉学園の誕生と終焉…その真実には、人間と悪魔の出会いと別れがあった。

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