2014年10月15日水曜日

堀越 碧

 東海州駿河県令。伊豆半島出身、先祖は足利源氏とされ堀越は「ほりこし」とも読む。

 日共時代には須崎優和と共に十三宮一族を祭り上げ、キリシタン一揆を指導した。七月革命に乗じて静岡県(後の駿河県)を制圧し、幼いを元首とする「神権政治」を行ったが、間もなく日本帝国に従う。政府の天主国教化を強力に支持・推進した。後に、成人した聖から十三宮姓を与えられる。

 日本国教会内部では、天主教国が行う戦争を「十字軍」「聖戦」として支持する右派から、駿河の非武装地帯化など非戦論を唱える左派まで思想的振幅があり、有事には前者を戦闘要員、後者を救助隊員として上手に使い分けこれに対処した。八月事変に際しては、関東や小牧長久手に東海鎮台と有志信徒を送る一方、関西から死に物狂いで脱出して来た吉野菫の救援を指揮した。

 名前の由来は、碧玉(へきぎょく)Jasperという石英鉱物。碧玉の一種であるブラッドストーン(血石)は、メシアの血が岩石に付着した聖遺物との伝承があり、3月の誕生石になっている。

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