2014年3月4日火曜日

泰邦清子

泰邦清子
國体明徴

 禍津日原第四学校三学年・自称学生会長。「風紀委員長」「剣道部長」などを勝手に称しているが、法的根拠はない。泰邦清継の子。
 会津軍閥の指導者である泰邦清継の長女として、岩代県(旧 福島県)会津市で暮らしていたが、光復15年の第二次埼京戦争(岩付城の戦い)において、最愛の妹である泰邦明子が、中国系犯罪組織と思われるグループに拉致される事件に遭ってしまう。捜索の結果、明子は死亡したと告げられ、その心的外傷(トラウマ)によって精神障害に陥る。そして、外国系住民を襲撃するなどの非行に走り、会津の学校に通い続ける事が困難になったため、幼馴染の馬坂佐渡と共に東京市麹町区九段坂に引越し、清継の知己である西宮堯彦が設立した禍津日原第四学校に転入した。

 入学後、自らの複雑な心境を初対面で見抜き、理解を示してくれた大牧実葉に尊敬の念を抱き、学業の師と仰ぐ。一方、在日朝鮮人の血を引く布施朋翠とは衝突したが、布施朋も右翼的な思想を持っているため分かり合う余地があり、決闘の末に打ち解け、こちらは武道の師と仰ぐようになった。

 「剣道部」で使用している「剣」を標準装備しており、「学則違反」と判断した学生を武力弾圧するのが日課。しかし、彼女が持参している「剣」はどう見てもSF映画のあれ(しかも本当に発光している)であり、そんな物騒な物を持っているお前が一番「校則違反」だろうと、周囲の心ある人々に指摘されている。そもそも、禍津日原の学則は非常に寛大であり、清子様が仰る「学則違反」は、「なんとなく不快だから」「サヨクだから」「奴隷(後述)になってくれそうだから」「存在そのものが学則違反」等々、全て彼女の主観で決まっている。

 清継と同じくらい、あるいは父親以上に極端な民族主義を信奉しており、右翼団体の活動にも参加している。中共系の軍閥出身で自由主義的な星川結とは、当然ながらイデオロギー的敵対関係にある。

 成績は非常に良く、特に文系分野では学年トップを維持しているらしいが、毎回テストの度に不正行為容疑が発生するのは何故だろうか。

 最近は自己顕示欲が更に深刻化し、例の「剣」を使って勝手に剣道大会を開き、勝手に全国制覇を目指しているが、最終決戦で七宝院学園の学生に惜敗し、少しは謙虚になって修練に励んでいる。

 性格は救いようのないサディストであり、すぐに他者を見下す。普通の社会だったら間違いなく嫌われるはずなのだが、そんな彼女に喜んで従う学生(通称「奴隷」または「襤褸雑巾」)が少なからずいるのだから、人間とは実に不思議な生き物である。なお、こうした清子様を中心とする学生会の派閥を「清子様崇敬奉賛会」と呼称する。

 清子様に刃向かった者は腹上死の刑に処されるが、素直に隷属すれば相応のご褒美を賜る事ができる。ある意味、分かりやすい。

 大牧の指導下で「地政学研究会」という自主ゼミを開き、禍津日原の地域研究を行っている。東京政府や総督府の政策を基本的には支持しており、21年の会津戦争では、清継を説得して東京との和睦を決意させた事もあるが、伝統的な神社信仰を軽視する欧化主義には批判的である。

 清子様は無敵である。清子様に逆らってはならない。絶対に逆らってはならない。

 キャラ自体の属性は(防御力増加)だが、固有武器である「光之剣」の色によって属性が変化する。具体的には青が、赤が、緑が、紫がである。しかも、風属性でないにもかかわらず空中ジャンプが使用可能であり、チートを通り越してネ申である。但し、技の発動が速いため初心者には操作が難しく、中・上級者向けのキャラと言える。あと、戦闘中に一定確率で「つまずいて転ぶ」「光之剣の電池が切れる」といったドジをやらかす事があるので、その隙を狙えば清子様を倒せr…おっと誰かが来たようだ何をするぎゃあああああああああああ

 タロットは11「正義」。意味は読んで字の如くで、「悪」そのものよりも、それに対して見て見ぬ振りをする事を許せない態度は、彼女のかけがえのない長所であると同時に、誤解や独善に基づく争いをもたらす事もある。

0 件のコメント:

コメントを投稿