2013年12月16日月曜日

星川結

紡絆生今

 星川軍浦和連隊長・禍津日原第四学校二年生。星川初の娘。

 大宮市寿能城に拠点を置く星川軍閥(日本民主共和国)の長女として生まれたが、人命を駒のように扱う業界に嫌気が差し、光復17年に家出、浦和を訪れていた十三宮聖に保護された。しかし、母の星川初は結を連れ戻そうとはせず、「星川軍浦和連隊長」に任命して岩月愛ら専属の家臣を与えた。以後は聖の義妹として十三宮家で暮らす。

 翌18年、東京市下谷区上野を訪れた際、日共残党による無差別テロ事件(上野戦争)に遭い、従姉妹にして親友の星河亜紀を失う。この経験を機に、誰もが大切な家族や友人と共に生きられる平和な世界を夢見るが、現実はその逆に進んだ。

 20年に中等学校を卒業し、渋谷区の七宝院学園夜間部に進学するが、またもや星川家を狙ったテロに巻き込まれて校舎が焼失し、禍津日原第四学校に転校した。

 軍閥出身なだけに趣味は軍事関係で、自宅ではほとんど勉強せずに戦闘系のゲームに戯れている。このため学校の成績は壊滅的。いい加減で馴れ馴れしい性格な半面、どんな人物にも好意的に接する包容力がある。一人称は「あたい」だが、男の子らしい喋り方をする。銃器とサバイバルナイフと閃光弾を常時携帯しているらしく、気に入らない人と出会うとすぐに喧嘩するが、それも互いを理解し合うための手段だと考えており、実際すぐに和解する事が多い。主として「リア充」と「社会主義者」を敵視している。

 実家から脱藩した後も星川軍浦和連隊長として軍事的権限を保持しており、彼女の一声で浦和市内などの星川軍分隊を動かす事ができる。このため、彼女自身を大宮から独立した一つの軍閥と見る事もできる。しかし、武器や戦闘機などの知識はあっても兵法についてはほとんど勉強しておらず、「金と数と絆」さえあれば絶対勝てると思っている上、実際には「財閥の売上げを横流ししろ」とか「今日発売のゲームを買って来い」など私的用事のためだけに部隊を出撃させている。但し部下への面倒見は非常に良いため、人望だけは無駄に高い。部下からは「お嬢」などと呼ばれている。

 星川本家にいた頃は部下に対してキレる事が多かったが、自分の人生が多くの者の協力と犠牲の上に存在する事を知るに連れて、少しずつ人間的に成長していく。母の命に万一の事があった際には、星川の後継者として国家元首に就任する事が予定されているが、政治家の資質に欠けている事は誰の目にも明らかである。しかし、彼女の純真な願いがポジティブな方向に生かされれば、それは戦乱の時代を終わらせる希望となるかも知れない。

 なお、後に生還していた亜紀との再会を果たすが、彼女には既に新しい仲間と居場所があり、性格も以前とは変わってしまっていた(目的のために手段を選ばない傾向)ため、
複雑な感情を抱いている(亜紀との関係は作品によって若干異なる)。

「亜紀、生きていたのか…いや、違う!あたいの知ってるあいつは、もう死んだんだ…」

 「スライダーの会」初作品である『Planet Blue kaleidoscope』ではメインヒロインを務め、以後の他作品にもしばしば登場して荒らし自己主張をする。また、幼馴染みの主人公(プレイヤー)を溺愛している。

ノベルゲームじゃ役に立たない戦闘用設定
  • 属性:風(速度増加)
  • 通常攻撃:前方に銃乱射
  • 特殊攻撃:ナイフ(ほぼ一撃で倒せる)
  • 空中攻撃:閃光弾(一定時間行動不能にする)
  • 必殺技:180度に銃乱射
  • タロット:21「世界」

0 件のコメント:

コメントを投稿