平 成功

　周防長門副県令。暗殺や退任相次ぐ防長の行政を担って来た。職務熱心に過ぎて睡眠不足である。七三割りに揃えられた髪型が妙にサマになっている。


　飯田県令が難波加奈に議場で殺害されると、その場で職務を引き継ぎ混乱収束に尽力。杉県令による親畿内・山陰陽派体制樹立後は杉に従い、官僚組織の引き締めと行政サービスの向上に取り組んだ。

　防長が九州軍に攻略され杉が決意を固めると、杉から全容をうち明けられこれに従い、城井宗房を呼び込んで杉の死を演出した。城井による証拠隠滅後、九州側に登用されて行政を執行。戦闘による損害の補償や、高齢者・児童の保護に貢献した。

　戦争終結後、杉県令時代の活動が問題視され屋代島（周防大島）復興担当へ左遷され、以後県要職には復帰しなかった。