イスラエル共和国

　パレスチナ地方のうち、ヨルダン川・死海より以西の地中海沿いにあるヘブライ人共和国。

　紀元前11世紀にヘブライ王国が建国されるが、前10世紀に北部のイスラエル王国と南部のユダ王国に分裂し、それぞれアッシリア王国・カルデア王国（イラク）に滅ぼされた。第一次大戦後イングランド委任統治領となり、第二次大戦後にイスラエル共和国として独立を果たした。

• ヘブライ王国（前11世紀）
• イスラエル王国・ユダ王国（前10世紀）
• イングランド委任統治領パレスチナ（20世紀）
• イスラエル共和国（現在）

古くからヘブライ人（ユダヤ人）が暮らし、ヘブライ神話に由来する一神教が信仰されている。また、天主教の発祥地でもある。公用語はヘブライ語。

　首都はエルサレム。建国以来、パレスチナの領有権をめぐってトランスヨルダン首長国などのアラブ系隣国と対立している（パレスチナ問題・中東戦争）。中東における自由主義（親英米）国家の巨頭としてアメリカ連邦と同盟し、日本帝国とも国交を結んでいる。